今年も残すところ3分の1を切り、年末に向けてラストスパートといきたいところですが、例年倒産企業が増えてくる時期でもあります。
今年は特に、新型コロナウイルスの感染拡大に端を発した政府の支援策も転換点を迎え、海外情勢の影響による物価高等も加わり、業種によっては非常に厳しい状況になりつつあります。
そうした資金切りに窮した企業には、様々な輩が近づいてきます。

素人には理解できない資金調達スキームを提案するコンサルタントや、融資先を紹介すると言う金融関係者等、苦しい企業はついつい口車に乗ってしまう場合も多い様です。
それは一般企業に限らず、医療法人や社会福祉法人、宗教法人も例外ではなく、聖域と言われた学校法人にまで入り込んでいる場合もあります。

企業買収やM&Aが盛んな昨今、事業活動の継続が厳しい優良企業も多くあり、企業同士が相乗効果を生む合併は経済に良い刺激を与えます。
しかし、そういった企業の中には根深いところに詐欺師の様な輩が入り込んでいるケースもあり、企業信用調査などを活用してリスクを減らす事が重要です。