転職する毎にキャリアアップを実現していく人は、明確な目標を持って行動している印象があります。
一方、成功者のキャリアを形成した転機の8割が予想していなかった偶然の出来事や出会いによって訪れている、とのキャリア理論をアメリカの教育心理学者が提唱しています。
世の中が変化するスピードが速く将来の予測をする事が難しい現在は特に、キャリアアップを実現する為には偶然をも味方につける柔軟性が必要不可欠なのかもしれません。
何事にも臨機応変に柔軟に対応できる人材を得る事は、今後の企業活動にとっても非常に重要な事です。

さて、履歴書の退職理由の欄に、キャリアアップの為と書かれているのをよく目にします。
しかし、退職理由にキャリアアップの為と書かれていたとしても、人事採用調査(バックグラウンドチェック)によって、実は前職での人間関係や待遇、業務内容等に不満を抱えての退職であった事が判明する場合が多くあります。
そして、不満を抱えての退職であった場合は、次の職場でもまた同じ不満を抱えて退職しているケースが非常に目立ちます。
先ほどの教育心理学者は、自分が何をやりたいのかに拘りすぎると目の前に訪れているチャンスを見逃す事になりかねない、とも指摘しています。

原状にいつも不満ばかりを抱く人にキャリアアップは望むべくもありません。
変化の多い時代に、偶然の出来事や出会いに柔軟に対応出来る人材を獲得する為には、人事採用調査(バックグラウンドチェック)は必須なのです。