先日、採用担当者から見た新入社員(新卒採用)、と言うアンケートがあり、
2017年度の新入社員の良い所として、
「言われたことをきちんとこなす」が最も多く6割超の結果で、指示を受け止め応えてくれると、評価をしているようです。
一方、悪い所として、
「チャレンジ精神がない」「自分で問題を解決しようとする意欲がない」とした回答が共に3割超となっており、
「新入社員には前向きに仕事に取り組む意思が足りない」と考える、担当者が多い様です。
採用調査(バックグラウンドチェック)をしていて、上記と同じ様な評価を受けている人は、結構多いように感じます。
悪い事をした訳でもなく平均的な人柄、
かといって良い成績を上げた人でも無いと言った、いわゆる「中の中」クラスの職能者、
大抵は、30歳代までで、転職経験2~3社と言った感じの人です。
そう言った方々の履歴書は粉飾が無く、まさに履歴書通りと言うのも特徴の一つで、
正直と言えば正直なのですが、「経歴(履歴)調査」の調査結果としては「問題なし」となります。
ただ、実際に依頼者が雇用したいかとの判断材料としては、物足りなくもなります。
「正直が一番」と考える担当者もおられるでしょうが、
出来る事なら社の成長に貢献してくれる、社風に合った人材を雇いたいと考えるのが普通です。
そういった場合、簡単で結構です。
「前向き思考重視」「協調性重視」「職能重視」などの一言が調査依頼時に添えられてあると
「中の中」の評価の方の人物像も、より具体的に追及してご報告できると思います。