詐欺師症候群と言う言葉をご存知ですか。これは詐欺を働きたいと言う病ではなく、
成功を実力で手にしたものと認識出来ず「運だけで手にしたのだ、自分は詐欺師だ」と考えてしまう症状の事だそうです。
ですので「誉められると萎縮する」「内にこもって自身を否定する」等の行動が見られるそうです。
調査員として採用調査(バックグラウンドチェック)をしていると「本当にそんな病気があるのか」と疑いたくなるよう事ばかりにあたります。
確かに謙虚に、控えめに自身の成績を記載している例もありますが、大抵は何割か増しで自己アピールをしています。
ヒドイものだと、全く経験のない業務について、10年もの間、輝かしい業績を上げたと申告したものもあります。
これはもう、詐欺そのものです。
社会が複雑化し、精神的なストレスからいろいろな病が出てきます。
認められたいが為に大嘘をつく病気もあれば、認められたくない為にかかる病の有る事を知りました。
そう考えると「マイナス面が多い」とはねのけた履歴書は、実は掘り出し物だった可能性もあるわけです。
やはり、しっかりと前職を確認する事は重要な事だと考えてしまいました。