「人手不足だったので、雇うしかなかった」と、調査(取材)先のオーナーは答えました。
これは、以前調査の中で聞かれた言葉です。
対象となる人物は、仕事に関しては人の倍の能力があり、稼ぎ頭でした。
ただ、備品の持ち出し、ギャンブルで散財し給与の前借、女性従業員へのセクハラ等、
素行に難を持つ人物でした。
備品の持ち出しは、会社が泣けば済むかもしれません。給与の前渡しも同様です。
一方、女性従業員へのセクハラは、どうでしょう。
訴えられる可能性が多分にあります。
その場合、本人だけでなく雇用者(会社)側も管理者責任を問われ、法的処分も考えられます。
もし、そう言った行為や、実害が前もって判っていたとしたら。
被害にあった事業者の声が聞けたとしら・・・
前述のオーナーは続けて言いました。
「そんな奴とわかって居れば、雇わなかった」と。
「転ばぬ先の杖」「大事の前の深呼吸」それが採用調査です。