当社には営業マンは居ない。３名ほど置いていた時代も有ったそうだが、結果が出なかった事もあり営業担当者の居ない現体制となった。
調査会社の商品は、製品として目に見えるものではない為に、営業活動が非常に難しい。当社の社長いわく「調査会社というのは、目に見えるものと違うから、信用、信頼、人間性を売らないとあかん」という事らしい。そして、「ぼんやりしていてもクライアントさんは増えへんから、私がこれから営業をするわ」と約１年前に言いだし、どう行動するのかを見ていると・・・
色んな交流会に参加、まずは人間性を売る事から始めたらしい。毎夜毎夜、18時になるとカチャカチャとドリンク剤のキャップが空く音がし、いつもしない化粧直しをし、颯爽と出かけて行く。そんな日々が約１年間。よくこれだけ交流会があるなあと感心するやら尊敬するやら。
１年後の先日、「１年間、積極的に人に会おうと心がけてきたつもりだけど、得たものは飲み友達ばかりやわ～。やっぱり営業は難しいわ～」との社長談。
遺されたのは、ゴミ分別により別袋に入ったヘパリーゼの空き瓶ばかりなり！！
