以前、前科者の採用について記しましたが、
採用調査(バックグラウンドチェック、リファレンスチェック)は、
前職で失敗した人(応募者)を、次の職場で採用をさせない為だけの調査ではありません。
人間だれしも、出来ごころや魔が差す、感情統制ができなかった、という事はあります。
原則として、犯した失敗を、悔い改めた、あるいは罪を償った人については問題はないと言えます。
ただ、悔い改めても盗みを繰り返してしまう、過度の飲酒を繰り返してしまう、
これは「依存症」であり病気なのです。
盗みを繰り返してしまう本人も訳が分からず苦しんでいるのです。
調査を行う中で、そういった事を繰り返してしまう人が判明する事も少なくありません。
もちろん、病気だけでなく、対象者の持つ性癖(嗜好、傾向、性格等)を把握でき、
採用後の配属や指導に役立てる事もできます。
本人すら自覚していない事が判明する、これも調査によるメリットです。