何にでも「ハラスメント」をつけられて、窮屈な思いをしているビジネスマンは多いのではないでしょうか。
先般のバックグラウンドチェックにおいて、調査対象者について、前職人事担当者が「退職理由の直接の原因はロジハラです」と回答。
弊社調査員は「えっ?」と聞き返したと言います。

そう、ロジハラは「ロジカルハラスメント」の事です。
「正論を振りかざして、相手を追い詰めるハラスメント」を指すそうです。
パワハラの正義(大義名分)があるバーションでしょうか。

採用調査内において判明したロジハラの中において、もちろん明らかなハラスメントと判断できたケースもありますが、
「厳しくきっちりと指導をしていただいた」と、相手(部下)によって捉え方が異なる程度であったケースもありました。
最近は、企業がウェブ上などで書き込まれる事を恐れ、大事になる前に諭旨退職に勧めている事も多い様です。

企業側は、ハラスメントを気にする余り、従業員の正しい育成ができなくなる可能性があります。
また、従業員側も、一言一句のどこまでがハラスメントなのか気にしすぎる余り、管理職になる事を嫌う人も増えてきました。

何でもハラスメントと決めつけるのは、企業と従業員の何れ側にとっても良い事とは思えません。