長引くコロナ流行により、新規開拓営業がなかなか難しい時代となっています。
そういった中で、新しい企業のマッチングアプリが多く出てきており、非常に有用だろうと見ています。

しかし、中には多額の入会金や会費を徴収し「ダミー企業とのマッチングばかり」「マッチングの機会さえ与えてもらえない」といったアプリもある様です。
苦情を伝えても殆どはメールの遣り取りのみであり、サイト運営先の住所や電話番号さえわからない状態。
目的はマッチングであり、双方の需給条件が合わなくては仕方が無い為「マッチする先の該当なし」と返信されれば詐欺の立証もできない、といった現状です。
アプリを運営している企業は特に事務所を要しない為、稼働実態の把握も困難です。
同トラブルの複数件の信用調査においても「グレー」とは判明しても「黒」と確認できたケースは稀でした。

現状、そういった詐欺的なアプリ運営企業については、警察や消費者センターへの届けしか対処手段はない様です。
被害件数や金額が多数に及んだ場合には、公的機関の捜査が入る可能性がありますが、それまでに逃げられる可能性もあります。

金銭を要するアプリの利用は、最低限、運営企業の確認が大切です。