最近、百貨店などの単月売上が「前年比○○%アップ」といったニュースが増えてきました。
コロナ禍のネガティブなニュースが多い中、景気も少し上向いてきたかと、明るい気持ちになってきます。
ただ、取引先(取引業種)として考えた時にどうなのか。
前年の春夏はすでにコロナの真っ只中であり、前年単月売上比は最も悪い時と比べている訳です。
簡単なトリックではありますが、メディアなどで「上向き」と目にし耳にしていると、景気の良い業だと勘違いをしてしまいがちです。
通常の企業信用調査でもそうですが、何と比べて上がっているのか下がっているのか、基準となるものの確認が重要です。