日本には歴史ある老舗企業がたくさん有ります。
バブル崩壊や自然災害、時代の変遷、今回のコロナ禍など、事業継続してきた老舗企業の存在は、色々な困難を乗り越えてきた証であり信頼の基礎となるのも当然です。

ですが、古い企業のすべてが信頼できる企業といった訳ではありません。
中には、信頼が欲しいが為に後継者の居ない老舗企業を安くで買収、信頼を覆す様な営業を行っている企業もあります。
また、休眠をしていた企業を激安で買い取り事業目的を変更、法人登記簿上の設立年月日だけが古い、といった企業もあります。
何とか持ち堪えているが、近年の財務状況が散々で借財だらけといった企業もあります。

「創業が古く代々続いている老舗企業だから」という表面的な物差しで取引を始めると、大きな被害に遭う事も考えられます。
古き良き日本人の感覚で取引を始めると痛手を負う事もあります。
取引の前には企業信用調査をお勧めします。