多数の企業が2025年の仕事始めであった1月6日、有名退職代行会社への代行依頼が過去最高であった、との報道がありました。
バックグラウンドチェックを行なっていて、代行会社を利用しての退職について、退職された側の企業のネガティブな反応は、代行会社が出始めの頃に比してやや減少傾向にあると感じます。
ネット世代に育ち電話の応対でさえ苦手な若者が、自分で退職希望を言い出せない気持ち、
企業側は感じていなくても、従業員にとってはブラック企業だと感じるケースがある事、
自分の嫌な退職申し出を代行サービスに依頼すれば数万円でできるタイパ重視の若者が居る事、
などを理解する企業人事担当者が増えたこともあります。
ただ、先に挙げた仕事始めの日に出たくないから辞めてしまおう、と代行業者を利用することの是非はどうでしょうか。
人それぞれにタイプや考え方が異なりますが、企業もそれぞれ異なります。
前職をたいした理由なく代行業者を利用して退職した人を、人手不足の今こそ採用したくない企業も少なくない筈です。
前職調査により、どういった環境で代行業者を利用したのか、退職理由を確認することは大切です。
もちろん、本物のブラック企業もある為、企業担当者の回答を鵜呑みにしない調査員のプロの眼力も重要です。