五月病という言葉は昭和の時代から有りました。
新入社員が4月に入社し、環境や仕事に慣れなくて5月には体調を崩したり精神面で鬱っぽくなったりする症状です。
最近は、新入社員のみではなく異動で環境が変わった既存社員にも、そういった症状が起こる事が増えたそうです。
いくら真剣に職場選びをして入社しても、入ってみないと分からない事が多いのは当然です。
ですので、五月病になる事は鹿田がありませんが、最近は心構えなく入社し「こんな筈ではなかった」と落ち込み、安易に退職を考える新人が増えてきている様です。
元々、近時の若者は一生勤めようとして入社する人は少なく、どうせいつかは辞めるのだからと五月病になったら我慢をする事なく退職を選択する事も多い様です。
バックグラウンドチェック(採用調査)をしている中で、クライアントの人事担当者からは
「大型連休明けにどれだけの新人が退職申し出を言ってくるのか、それが不安で私たちが五月病になりそうです」
といった声を聞く事も増えています。
これからの日本経済の中での人流はどうなるのか、憂う五月となりそうです。