10月31日はハロウィンの日です。
ある指定暴力団の総本部では、ハロウィンが今の様にポピュラーではなかった1970年代頃から、ハロウィンのイベントが行われていました。
その本部は貿易商等の外国人が暮らす高級住宅街に程近く、地域の事を知らない海外の子どもがお菓子を求めて本部を訪問した事から、当時の組長の指示により、地域の子供達を対象にハロウィンのイベントが行われる様になりました。
ハロウィンの日になると、普段は立ち入る事のできない組織の駐車場にオブジェやテーブルが並べられ、子供たちにお菓子が配られました。
このイベントは警察関係者や教育関係者が警戒する中、2019年まで、続きました。
取りやめになった理由は、警察から暴力団総本部の使用を制限する仮命令が出た為です。
その後、暴力団排除条例改正案が可決し、2020年に、このイベントは違法行為となりました。
地域の人の中には、相手の素性もよく知らずにイベントに参加していた人もいたかもしれません。
企業などの場合でも、暴力団とは知らず付き合いはじめ、何らかの贈り物を受け取ってしまう可能性が無いとは言い切れません。
また、状況によっては贈り物を受け取った側も罪に問われる可能性もあります。
知らずに違法行為を行なわない為にも、新規取引を始める前には対象企業を調べる事をお勧めします。