人手不足により、一度退職した人を再雇用するアルムナイ採用を行っている企業が増えてきました。
全く会社の社風や細々したことを知らない人を採用し一から指導するより、勝手知った人を採用する方が、双方の為に良いだろうといったシステムです。
日本人も、昔ほど、一度辞めた人へのネガティブな感情が無くなってきているから浸透してきているシステムでしょう。

ですが、バックグラウンドチェックによりいくつかのトラブルの増加が判明しています。
再入社した人が、以前の職場との変化についていけなくなり、再度退職を選択したり、居続けて同僚に迷惑をかけてしまう。
再入社した人が、良くも悪しくも他社で別の仕事のやり方を身につけてきて、それを既存社員に押しつけたりし厭われる。
再入社した人が優秀である為、既存従業員が「出戻り」と揶揄したり、前回の退職について心ない噂を立てたりの嫌がらせをし、再度退職に追い込まれる。
一度退職した人が無職であった為に前職担当者が声をかけたが、当人がヘッドハンティングをされたと勘違いし、条件を上げようとする。
等々です。

同じ人と再婚をする人も居る位ですから、職場への再就職は良い事だと思われます。
ですが、一度退職してからの職歴をバックグラウンドチェックによって追ってみるのも良いのではないでしょうか。