労働基準監督署に相談(通報)した従業員(既退職者含む)についての調査依頼を受ける事があります。
確かに、入社した会社の全てで労働基準関連法令に少しでも外れている点を見つけては通報し、何らかの金品で解決し退職する様な、権利意識が異常に高いマニアの様な通報常連者もいます。
ですが、このケースの調査に限っては、意図するせざるに関わらず、企業側に落ち度があることが大半です。
そして、繰り返し同様のトラブルを起こしている企業が多いことも、特筆すべきことです。

意図せずの落ち度の場合、信頼していた従業員の内部告発的な動きにショックを受けてしまう気持ちは理解ができます。
ですが、当トラブルに費やす時間やお金は大きく、他従業員に対しての信頼の喪失などもあり、新規採用にも支障をきたす可能性があります。
早期に落ち度についての是正を行い、従業員との信頼関係を復活させ、今後、同様のトラブルが起きない様に改めなければなりません。