企業信用調査において、財務諸表などの数値は信頼性と一貫性の高い客観的な情報に見えますが、実はそうとは言い切れないところがあります。
それは、それら数値が調査対象企業の自己申告によるものだからです。
つまり嘘がつけるということです。
上場企業でさえ粉飾決算をする場合もあります。
そして、大手信用調査会社は自己申告の数値などをもとにして、調査対象企業の信用度を独自に点数化していますが、自己申告が含まれるその点数だけで企業の良し悪しを図れるものではありません。
当社の企業信用調査は、会社の所在地周辺や社長の自宅周辺への聞き込み、取引先などへのインタビュー等を通して、調査対象企業や経営者の評判、従業員の士気、業界内の風評などを得ることができます。
これらは、取材先から得た主観的な情報に見えますが、調査対象企業の自己申告ではない側面からの調査を積み重ねることにより、逆に調査対象企業の客観的な姿が浮かび上がってきます。
企業信用調査は、客観的な情報と主観的な情報をバランス良く活用することで、より実態に近い包括的な評価が可能となるのです。