少々前の話ですが、新規の企業様から、既に雇用している方のバックグラウンドチェックの依頼が9件ありました。
その9名は、社内にて特に問題のない人材と認識されており「形式上調査が必要なだけ」との事でした。
しかし、調査結果は、非常に評価の悪い者が3名(しかも1人は同社の役員)。評価は悪くないが、金銭面に問題を抱えている方が1名、と約半数に問題が見つかりました。
本来なら、不穏分子を発見、と調査の意義を喜ばれる結果ですが、既に雇っている人たちであり、依頼者が望んでいた結果ではありませんでした。
この調査では、有益な情報を得たにも関わらず、依頼者の理想の報告ではなかった為に喜ばれず、調査員としてやや複雑な気持ちになりました。
私としては、採用前の調査がいかに重要か、は理解してもらえた、とポジティブに考える事で気分を晴らそうと思います。