採用調査を主にしている調査会社ゆえ
「転職回数が多い人は、やっぱりダメ?」と聞かれることがあります。
パターン1:
自身の方向性を見失わずに信念を持って退職を迎えた人は、たとえ、短期間での退職であっても、
調査で聞かれる回答も、評価が高い事が多いです。辞め方が綺麗ならば、尚更です。
パターン2:
自意識が高すぎて、責任よりも権利を主張するタイプの人もいます。
大抵は、成績が良くても「気を付けた方が良いですよ」とアドバイスをもらえる事も少なからずあります。
パターン3:実力、その他の能力が、会社の基準に追いついていない人。
会社との合意の上、自己都合退社と言う例が多いです。
良く聞かれるのは、「人柄は悪くないが、企業としては扱いに困る」と会社側も若干の同情が見られます。
パターン4:
運悪く、業績不振の企業に入社をしてしまった方。
本人の実力が認められ、採用されたにも関わらず、会社の運営に問題があり、結局辞めざるを得なかった人です。
入社をして会社が3ヵ月も持たなかった例もあります。
パターン5:
何らかのトラブル(金銭問題が多い)で辞めさせられる人。
そう、多く見られる例では有りませんが、このパターンは学歴、職種等に関係なく見られるのも特徴です。
又、転職回数の少ない人でも見られます。
どの理由も、採用するにあたり、理想的ではありませんが、
一概に「ダメ」とは言い切れない事が、調査をしていて感じる事です。
逆に、1社で長年勤務の人の評価が良いとも限らないのも同様です。
どんな立派な履歴書も、本人を保証するモノでは無いと認識を持てば、
採否だけでなく、採用後の対応まで検討が出来ると思います。