メサイアコンプレックスと言う言葉があります。
私は勉強不足で、最近になってその言葉を知りました。
他者から救世主(メサイア)のように称賛されたいという、強い承認欲求の事を指すそうです。

一例として挙げられていたのは、
1:部下から頼られたいばかりに、部下の仕事を肩代わりし、成長を止めてしまう。
2:自分の株を上げたいばかりに、未然に防げるトラブルを放置し、その問題解決する事で賛辞を得る。
3:自分が有能な人間と考えたいばかりに、必要以上に「君のため」「してあげる」いう上から目線の言動。
といったものです。

採用前の調査でも、時折上記の様な調査結果を得る事があり、
大抵の場合は「本人に悪気はないのだろうが」と前置きがあったり
「好意から来たものだろうが迷惑」といった声が聞かれます。
しかし、これは一種の依存症であり、いくら職能が高くとも、こういった人材は企業にとって迷惑の種でしかありません。
自覚のない迷惑行為なので、潜在的な不安要素へと大きく育つ危惧もあり、放って置く事は出来ません。

メサイアコンプレックスへの対処法は「距離を置くのが一番」との事です。
同対策には、対象者を良く知る採用調査(バックグラウンドチェック)が多いに有用と思われます。