2019年の新卒採用者意識アンケート調査では「待遇が良い会社があれば転職を希望」が大きな割合を占めていました。
2020年は新卒社員の意識に変化があり「今の会社で働き続けたい」の割合が前年より9.1ポイント増加し、今年もその割合が増えるだろう、との予想発表がありました。
その時々の社会情勢により数や時期に変動はあるでしょうが、退職希望者は必ず出てきます。
例年であれば、約3割の新入社社員が「残業が多い」「人間関係がうまくいかない」といった事が原因で半年以内に退職をしていました。
そう言った人材の採用時には、前職を「何故辞めたか」を知る事も必要ですが「どのようにして退職したか」も重要です。
音信不通を決めこみ辞める者もいれば、会社に苦情を申し立て訴訟を起こす者(実際、会社側に非がある場合も有り)もいます。
全ての人が平和的に円満に退職をしている訳ではありません。
これらの不都合な情報は、履歴書に記載される事のない事実です。
採用検討時には適性テストや面接の印象だけで終わらせず、バックグラウンドチェック(採用前調査)まで行う事は、不穏分子の流入を防ぎ、後々のトラブル回避が可能になると考えます。