「57.5%」これは、企業の後継者不在率の数字です。
昨年に比べ1.9ポイント上昇したとの集計発表がありました。
事業継続の断念に追い込まれる恐れがある企業は増えていますし、現に休廃業・解散した企業は昨年比の23.9%増になるそうです。この数字はコロナ禍で加速をしている事は間違いありませんが、企業側の準備不足も理由として挙げられています。
なお、後続者不在率の多い業界は情報通信業だそうです。なくてはならないインフラですが、ブラックと言われる事が多く、後継者選びが難しいとの分析もある様です。
近年では、外部からの経営者採用を検討する中小企業も増える傾向にあり、当社でも、その際のバックグラウンドチェックの依頼を受ける事があります。後継者の選択は、会社の命運を分ける事なる重要な決断です。
採用調査では、前職でデーターを持ち帰り、無断欠勤した上で退職となった人物の結果報告もありました。
下手に要職に就ければ同じ目に合い、周囲の者が後始末をする事となります。
調査で全てが分かるわけではありませんが、このご時世を生き残るには相手の事を確認して知るのが、最適な方法と考えます。