企業信用調査を行う上で、調査対象の企業が信用に値するのかどうかを判断する材料として、所在地での稼働の実態は重視する要素の一つです。
しかし、マンションの一室を事務所としている企業や、近年はレンタルオフィスやバーチャルオフィスに本店を置く企業も多くなっており、実態は掴みにくくなっているのが現状です。
さらに、コロナ禍でリモートワークが定着した事などもあり、物理的な事務所の必要性は以前よりも低くなりました。
メタバースと呼ばれる仮想世界が拡がっていますが、現実の世界にもバーチャルなものが多くなり、企業の信用度を図る判断基準も変わりつつあるのかもしれません。
時代の流れにある程度は合わせつつも、仮の姿を装うのは反社会や詐欺師の最も得意とするところでもあり、新しい世界のメリットとデメリットをよく見極め、従来通りの泥臭い調査に励んでいきたいと考えております。