バックグラウンドチェックを行っていますと、時折「どうしようもない奴」と評される人にあたる事があります。
以前の調査では、最初の職場では危険ドラッグ所持で逮捕され、次の職場では怠け放題、我が儘放題。
挙句は母親が職場に乗り込み「給料が少ない」と喚き立てる始末。
対応者は、あの親にしてあの息子あり、と嘆いていました。
また、職場の在籍期間のいずれもが嘘。
そして、申告外の職場も判明。申告外の職場では、本人はすぐに揉め事を起こし、激情から包丁を振りまわしていたそうです。
なお、本人は調理業務に就いていたので、職場では常に刃物が手元にあったそうで、気が気ではなかった、との談を得ました。
嘘の様な本当の話です。
実は、この対象者はクライアントの職場で、既にパートとして働いており、正社員登用の為の調査を行った結果、以上の事が判明しました。
正社員になるまでは猫をかぶり、正規登用後に本性を現す人の話はよく聞きます。
もし、本雇いになれば、この人もいずれそうなる事は想像に難しくありません。
そうなる前に、報告ができてよかったと思います。
企業にとって従業員は財産です。
利を生む人物か、負を生む人物かを見極める採用前の調査は企業の健全経営にとって、やはり重要と言えます。