仲良くなりたい相手の内面を知りたいと思うのと同様、これから取引を始めようとする会社の企業調査を行う事は自然な事です。
ただ、相手を知る為の情報は限りの無いものであり、逆に情報が多すぎても実像はぼやけてしまいます。
少し冷めた言い方にはなりますが、相手を判断する材料という意味では、
終局的には「相手にお金の余裕が有るか無いか」に尽きるのではないでしょうか。
対企業で言えば、支払い能力という言葉になると思います。
ただこの事は、自己申告である財務諸表や、対象企業へ直接調査を行う大手調査会社の評価等では見えない部分も多いのです。

弊社の調査は側面からのアプローチを行います。
綺麗なオフィスビルに入居し、決算書上は資金に余裕があったとしても、
側面調査の結果、取引先への支払いや入居するビルへの賃料の支払いが何カ月も滞っている事が判明する事もあります。
また、HPに活気のある社内や社長の誠実そうな顔写真が掲載されていたとしても、給与の不払い、代表者の浪費癖等が判明する事もあります。

企業も人間も、金銭的な余裕の無い時は得てして見栄えの良い情報で装飾する事が多いものです。
一途に相手を思っている時は特に注意が必要です。
恋は盲目ですから。