数ヶ月後には新社会人が企業で働き始めます。
来年度の新社会人の分析結果は、まだ発表されていませんが、
昨年2019年に社会人になった人々を対象にした「働く目的」と題したアンケート結果では「楽しい生活をしたい」との回答が39.6%になりました。
この割合は変動があるものの、ここ何年も増え続けているそうです。
こういった、無記名アンケートの結果を見ると、売り手市場の若者の本音が出ている様に感じます。
採用調査(バックグラウンドチェック)の基本は、履歴書や職務経歴書に沿って行います。
その志望動機に「楽しい生活をしたい」と言った意味の内容が書かれている事は非常に稀であり、
大抵は「能力への挑戦」や「社会貢献」などの内容が記載されています(何れも40年以上、減少傾向の目的)。
履歴書には立派な理由や目的が書き連ねられていても、経歴の調査を進めると記載事項と異なる人物像が浮かびあがる事は度々です。
いくら履歴書で格好をつけても所詮はその場しのぎ、自己アピールである内容が殆どです。
この春デビューする新社会人には、転職をする際の「嘘」はいつか見破られると理解した上、
今一度「楽しい生活」の為には何をどうすべきか、今の職場を大切に考えてもらいたいと思います。