JAXAの小型月着陸実証機「SLIM」が、1月20日の0時20分頃に着陸に成功したとの報が届き、日本は喜びに包まれました。
将来的な月を含む宇宙探査の足掛かりとして、ピンポイントの着陸や機体の軽量化といった目的を実証していくため「SLIM」は打ち上げられたそうです。
2022年のJAXAのオモテナシ、昨年4月にはispaceが民間企業初となる月面着陸に挑戦しましたが残念ながら失敗に終わり、日本としてはまさに3度目の正直で月面着陸の成功に至り、旧ソ連、アメリカ、中国、インドに続く5カ国目の快挙となりました。
「SLIM」の開発には日本の名だたる大企業が携わり、ピンポイント着陸においてはユニークな手法を採用し、従来の誤差がkm単位であったのを100mにまで精度を上げるなど飛躍的な成果となりました。
また、「SLIM」に搭載され月面へ放出された超小型変形ロボットの開発には玩具メーカーのタカラトミーが携わり、日本のおもちゃの技術が宇宙へ飛び出すこととなりました。
実証機でのさまざまな検証を踏まえ、今後の宇宙探査の進歩が期待されるところです。
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