2022年春入社の新社会人はZ世代とも呼ばれ、物心ついたときからすでにデジタル技術が発達している社会で育ってきました。
またコロナの影響により、コミュニケーションの取り方が大幅に変わった世代になります。

ある就職支援企業の「2022年、新入社員意識調査」では、将来的にリーダーの立場になりたいと考える者の割合が23.5%になり過去最低に。
また別の企業の4月末時点の匿名アンケートでは、新入社員の2人に1人は転職の意志を持っている事が判明。またそのうち11.4%は既に転職先が決まっているとの報告がありました。
昭和の高度成長期に就職した人にはとても考えにくい事ですが、これが現代の現実です。

問題は、その際の辞め方にあります。
バックグラウンドチェックで時折聞かれるのが「転職先が決まったので退職します」と退職日を本人都合で設定する人。先に転職先を決定しておいて、退職代行を利用し転職の意志を告げる者、等です。
こういった人の評価は当然低く、また転職先においても、比較的短期で退職する傾向が見られます。
辞め方一つとっても人柄は反映されます。
これはZ世代云々といった特性ではありません。
採用調査と言えば経歴確認に焦点が絞られがちですが、応募者の本質を見る手段の1つとしても有効です。