反社会的勢力は、代表格である暴力団だけではなく、犯罪スレスレの詐欺的な行為で業界を荒らしている様な存在も含まれます。
反社チェック等のデータ上の確認において、暴力団への加入や関与、犯歴などが判明しなかったとしても、要領よく詐欺的行為を繰り返し、表には出てこない反社会的勢力も多く存在します。

弊社の企業信用調査においても、次の様な事例がありました。
調査対象者は、一流大学を卒業後、メガバンクや外資系の投資銀行などに勤めた経歴を持つハイキャリアの人物でした。
その後はコンサルタントとして独立し、飲食店なども複数経営。企業の社外取締役なども務めていました。
しかし、調査を進めていく中で、投資詐欺に近い様な行為を行っていたことが判明。
調査対象者が社外取締役を務めていた企業についても、代表者や他の取締役が会社を私物化しているとの噂の絶えない企業であることが分かりました。
そして、調査対象者に騙されたとして、複数人から訴訟を提起されていることも判明しました。

法人、個人を問わず新規の取引を行う際は特に、データ上の反社チェックだけではなく、聞き込み調査を行う企業信用調査が有効です。