4月になり、着慣れぬスーツ姿の新社会人らしき若者を駅などで見かけるようになりました。
2019年時のデータとなりますが、新卒採用の離職は3年以内がもっとも多く、約30%にのぼっていたようです。
当時の新卒採用者意識アンケート調査では「待遇が良い会社があれば転職を希望」が大きな割合を占めており、大手企業でも新人の定着率の向上に頭を抱えていたようです。
実は早期退職の割合は、キャリア転職組の方が新卒組よりも多く、3年以内の離職率は50%にのぼります。
採用調査(バックグラウンドチェック)を行っていますと、近時の2年間程で3、4回も転職をしている履歴書を見る事は珍しくありません。
キャリア採用の方の場合は、経験を積んでいる反面、新しい職場に馴染む事が難しい様です。
その人が何を求め転職を希望したかは、実際に雇ってからでしか分からない事が殆どです。
その為、応募者の前職の退職理由を知る事は重要と言え、早期の退職を減らす事に効果があります。
また採用調査で、前職の退職理由を理解しておけば、採用後の指導にも役立つと私は考えます。